プロジェクト報告
ミズーリー・プロジェクトは2001年7月に日本の栃木県西那須野町で開催された第2回「お・と・の・か・た・ち」展:記憶のかけらに基づいて開催された。ファイザの活動がアメリカで初めて開催された記念すべきイベントであった。ファイザはNYに拠点を持つNPO芸術団体で、「お・と・の・か・た・ち」展の開催を主な活動としている。この活動はアーティストだけでなく、さまざまな能力を持つ人々との交流によって成り立つ興味深いプロジェクトで、音と感触に重きを置いた作品つくりを目指した。ミズーリープロジェクトでは地域の人々、団体に声をかけ、約100人の参加者と共にボールを制作、その後に展覧会を行った。出来上がった作品は一つ一つが個性的で、展覧会中はそれぞれが光輝いてみえた。
ミズーリー・プロジェクトは6人の参加アーティストと、主にミズーリー州立盲学校、リフト・フォー・ライフ・アカデミー、家庭学級の生徒さん達とのコラボレーションで行われた。一般 参加者も歓迎された。また、ボランティアの協力も得て毎日の忙しいスケジュールをこなした。この活動の目的は違った才能、能力を持つ人々がどのように芸術創作を経験するのかを人々に積極的に考えてもらうことである。実際に会場に来られない人達にはファイザのホームページを通 して音創りに参加してもらった。ホームページに寄せられた音は会場で創られるボールのイメージのもととなり、ボールの中へと埋め込まれた。
ワークショップと展覧会はマッド・アート・ギャラリーにて5月13日から19日まで行われた。(13ー17日:ワークショップ/18&19:展覧会)
プロジェクトの目的
アーティスト、目の不自由な方々、地域の人々間とのアートを通してのコラボレーションの促進と国際交流。様々な感覚を使ったインタラクティブな作品を創り、ファイバー・アートの活動を広める。
上記の主な目的のもとにミズーリー・プロジェクトでは以下の目標をかかげた。
1)リサイクル活動をうまく使ったアート創り
2)地域の様々な人々に参加の呼びかけをすることによって多くの人々(普段芸術に接する機会の少ない人々)に芸術活動を紹介する。
3)アーティストと地域の人々にコラボレーション(共同制作)に対する知識と理解を実践を通
して深めてもらう。
4)インタラクティブアートを促進する環境設定。
5)コンピューター(インターネット)技術を使って障害の壁を乗り越えることヘの挑戦。
(マリー・オーバーカーシュの報告書から抜粋)
